新事業会社の背景
クラウドファンディング市場と当社の取り組み
矢野経済研究所の調査によると、日本国内のクラウドファンディングの市場規模は、2014年の200億円から2021年には1,640億円へと急拡大しております。
中でも、不動産クラウドファンディング市場は、2017年に不動産特定共同事業法が改正され、小口化された不動産商品の電子取引業務に関するルールが整備されたことで急速に市場規模が拡大し、2019年は30億円程度であった市場規模が2021年には200億円超へと拡大しております。
世界の不動産クラウドファンディングを見ると、Polaris Market Research社の調査では2021年市場規模は108億ドル(1兆5000億円弱)となっており、日本市場は1.3%程度を占めるにすぎません。他方では、日本の収益用不動産の資産規模は、世界全体の7.4%を占めている(2017年時点。PGIM Real Estate調べ)ことと比較すると、同市場は今後もさらに大きな拡大・成長が期待される市場と考えられております。
FC FUNDINGについて
当社グループでは、外部のクラウドファンディングサービスでの資金調達などを通じ、クラウドファンディング事業のノウハウの蓄積を行ってまいりましたが、この度、不動産特定共同事業法に基づく許可を取得している株式会社ファンドクリエーションにおいて、自社の不動産クラウドファンディング事業「FC FUNDING」を開始いたしました。「FC FUNDING」は個人向け金融商品と不動産のプロフェッショナルである、当社グループのノウハウを活用した不動産クラウドファンディングサービスです。投資家は小口の資金でプロが目利きした案件に投資が出来るため、手軽に、なおかつ安心して投資を行うことが出来ます。
第一号の投資案件としては、当社の資本業務提携先であるmatsuri technologies株式会社(所在地:東京都、代表取締役:吉田 圭汰)が運営を行う貸別荘・コテージシリーズ「S-villa」の開発案件への投資案件を予定しております。投資家に真に求められる、新しいファンドの開発を目指す当社グループでは、他の不動産クラウドファンディングサービスではあまり見られない、別荘への投資を行う案件への投資機会を提供することといたしました。ポストコロナにおいて、インバウンドも含めて旅行需要の急拡大が見込まれるため、別荘への投資では高い収益を期待でき、投資家にとっても非常に魅力的な投資機会であると考えています。当社グループのノウハウ、ネットワークを活用し、他社には無い投資機会を提供し、「FC FUNDING」の独自性のある投資案件のラインナップの構築を目指してまいります。
今後の取り組みについて
当社グループとしては、「FC FUNDING」の事業を拡大させることにより、成長著しいクラウドファンディング分野での収益拡大を目指すとともに、魅力的な投資機会の提供に努めてまいります。
また、当社グループではこれまで、証券会社等を通じた一般投資家向けの商品、機関投資家や富裕層向けの商品を開発、販売してまいりましたが、「FC FUNDING」の開始により、自社のウェブサービスを活用して、一般投資家へ直接商品を提供することとなりました。投資家層の拡大を活用して、新たな事業展開、新商品の開発を加速してまいります。
さらに、従来から取り組んでいる不動産投資事業において、新たな資金調達手段として「FC FUNDING」を活用することにより、当社グループとしての新たな投資機会の獲得につなげてまいります。
FC FUNDING
お問い合わせ先:
株式会社ファンドクリエーション/FC FUNDING担当
fcfunding@fundcreation.co.jp
- 会社名:株式会社ファンドクリエーショングループ
- 代表 :代表取締役 田島 克洋
- 本社 :〒102-0083東京都千代田区麹町一丁目4番地 半蔵門ファーストビル5F
- 主な事業:アセットマネジメント事業、インベストメントバンク事業
- 設立 :2009年5月
- 資本金 :1,179百万円
- URL :https://fc-funding.jp/