早いもので2021年も下半期に突入しました。
上半期の不動産クラウドファンディングの主要トピックを、CrowdFunding Channel編集部が厳選しまとめましたので、下半期以降の投資にぜひともお役立てください。
「サービスが増えすぎてついていけない…。」
「ロゴが違うだけで全部同じサービスに見える…。」
という方も、この記事を見れば大丈夫。
不動産クラウドファンディングの最新トレンドがすぐにわかります。
2021年上半期まとめ
計11個のサービスが1号ファンド募集開始。今後も増加傾向
2021年上半期だけでも1号ファンドの募集を開始した不動産クラウドファンディングサービスは計11個存在します。
- B-Den(株式会社ビーロット)
- CROWD BUILDS(株式会社フィンスター)
- iRD(JRD株式会社)
- TECROWD(株式会社TECRA)
- victory fund(カチデベロップメント株式会社)
- ちょこっと不動産(株式会社良栄)
- みんなの年金(株式会社ネクサスエージェント)
- 利回り不動産(株式会社ワイズホールディングス)
- property+(株式会社リビングコーポレーション)
- AP Funding(アートプラン株式会社)
- 72CROWD.(株式会社インヴァランス)
※2021年7月現在、不動産クラウドファンディングに参入した事業者は計39社、公開されたファンド数は計400個以上となっており、
顧客に「選ばれる」ための魅力的なサービス設計ができるかどうかが、今後のサービスの成否を決めることが予想されます。
不動産クラウドファンディングの運営会社について知りたい方は以下の記事をご覧ください。↓
今後不動産特定共同事業法の許認可を得る予定の事業者、あるいは許認可を得て準備に入っている事業者も多数存在しているため、更にサービスの数はうなぎのぼりに増えていきます。
高利回りが当たり前?アグレッシブなファンドが存在感を発揮
2021年上半期の不動産クラウドファンディングでは、新規参入事業者を中心に、10%を超える利回りを記録するファンドが多く組成されました。
少額投資、低リスク、手間いらずといった不動産クラウドファンディングサービスとしての特徴では差がつきにくいですが、モンゴルの物件に特化したファンド組成を行うTECROWDや、平均10%以上の利回りのファンドを継続して提供しているvictory fundなど、新興事業者によってチャレンジングな商品組成が行われているのが特徴でした。
特に編集部が注目したのはCROWD BUILDS。
2021年5月に開始されたばかりのサービスですが、すでに公開した2つのファンドで募集を完了しており、なんと共に利回りが20%という、不動産クラウドファンディングが始まって以来ぶっちぎりのレコードを叩き出しました。
ファンドの詳細をチェックしてみると、キャピタルゲイン(物件の売却益)を原資とし、投資家にリターンを提供するようです。
不動産クラウドファンディングの場合、運用期間中に取得した物件を売却しなければならないため、運営事業者である株式会社フィンスターの不動産運用の手腕が問われます。
また、2019年より運営されているサービスであるWARASHIBEも、今年発表されたファンド計4つはすべて9%~12%と高い利回りを記録しています。
WARASHIBEは、今年開催された日本トレンドリサーチが行った不動産クラウドファンディングに関する調査で、「不動産投資クラウドファンディング 満足度」「不動産投資クラウドファンディング 物件情報満足度」「安心して投資できる不動産投資クラウドファンディング」の3つの項目で1位を達成しました。
参考:株式会社SATASが運営する『WARASHIBE』が「不動産投資クラウドファンディング 満足度」など3項目で第1位を獲得!
積み重ねてきた実績と信頼が、継続して高い配当を生み出せる原動力となっているのでしょう。
上記3社以外にも、各事業者でも6~20%の高配当でのファンドが概ね確認されたことから、今後も高配当を重視したファンド組成が活発化する可能性が高いです。
とはいえ、安全性という点も投資では考慮すべきであるため、ファンドごとの詳細情報には引き続き目を通し、賢く投資しましょう。
CREALが累計募集金額100億円を突破!開発案件が好調
6月にはCREALの累計調達額が100億円を突破しました。
CREALは累計募集金額ではぶっちぎりの一番で、ほかの追随を許しません。
2021年上半期のみで数億円規模の大型の開発案件も2件手掛けており、すべてのファンドで満額を達成しています。
CREALにはユニークな案件が多く、投資家の関心を常に引き付けています。
下半期にも期待です。
まとめ
2021年上半期だけでも不動産クラウドファンディングには大きな変化がありました。
下半期も不動産クラウドファンディングはさらに増加することが予想されます。
新サービスなど今後の動向に注目していきましょう!